テレビ

2008年5月22日 (木)

芸人:なだぎ武さん

なだぎ武さんはスゴイ!

 ピン芸人の世界では今やシンガー、ファイター、学生など、さまざまなキャラクターが溢れている。「エンタの神様」などを見ているとそのことを実感する。そんな中、なだぎ武さんの作り込みは他の芸人を一歩も二歩もリードしている。
 5月19日放送の「もしものシミュレーションバラエティーお試しかっ!」(テレビ朝日 23:15~00:10)では「相棒」の杉下右京を熱演。最も笑いに厳しいと言われる20代~60代男性の笑いを誘っていた。
 あれは良かった! 声色も話し方も立ち居振る舞いも右京にソックリ。細かい笑いを仕込みつつ、ティータイムでの大げさなアクション。いやあ~、ハマりました。爆笑です。次回は水谷豊さんと共演してはいかがでしょう?
 なだぎさんの作り込みはとにかく濃厚でマニアック。イッセー尾形さんの一人芝居に通じる完成度なのだ。マニアックさを物語るのが「90210」という数字。「♪ややこしや~」のオヤジの胸元にも「90210」のステッカーが貼ってあったし、右京ネタのときにも言っていた。これはディラン役が登場する海外ドラマ「ビバリーヒルズ青春白書」の原題「BEVERLY HILLS, 90210」を意識しているんだよね? そういうこだわりが、たまらなくクセになる芸人さんなのである。

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2008年5月17日 (土)

「プロフェッショナル」第86回:堤幸彦さん

 様々な分野の第一線で活躍する仕事のプロに焦点を当てたシリーズ。第86回の放送は映画監督・演出家の堤幸彦さん。
 堤幸彦さんと聞いてピンと来ない人でもドラマ「トリック」や「ケイゾク」「下北サンデーズ」、映画「明日の記憶」「トリック 劇場版」と聞けば大抵分かるのではなかろうか。
 堤さんはミステリーからコメディ、人間ドラマに至るまで幅広い作品を手がけている。弱点ナシ、妥協ナシ、向かうとこ敵ナシと言った名監督だ。
 ところが本放送を見て意外な事実に驚いた。アシスタント・ディレクター時代は「電信柱(=立っているだけの役立たず)」と揶揄され、ダメ社員と見られていたというのだ。このとき彼は「自分をダメだと言った相手といつか対等な立場で仕事をする」と決心したそうだ。だが、このあとの発言が何よりも衝撃的で感動的だった。
「仮想敵はいます。――自分です」
 自分を見下した相手に対する反骨精神で道を切り開いたのかと思いきやそうではなかった。この人、とことん自分と向き合い、自分と闘ってきたのだ。なれ合いや言い訳を許さない厳しさ。潔く美しい。

●NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」公式サイト
http://www.nhk.or.jp/professional/backnumber/080513/index.html

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