「プロフェッショナル」第86回:堤幸彦さん
様々な分野の第一線で活躍する仕事のプロに焦点を当てたシリーズ。第86回の放送は映画監督・演出家の堤幸彦さん。
堤幸彦さんと聞いてピンと来ない人でもドラマ「トリック」や「ケイゾク」「下北サンデーズ」、映画「明日の記憶」「トリック 劇場版」と聞けば大抵分かるのではなかろうか。
堤さんはミステリーからコメディ、人間ドラマに至るまで幅広い作品を手がけている。弱点ナシ、妥協ナシ、向かうとこ敵ナシと言った名監督だ。
ところが本放送を見て意外な事実に驚いた。アシスタント・ディレクター時代は「電信柱(=立っているだけの役立たず)」と揶揄され、ダメ社員と見られていたというのだ。このとき彼は「自分をダメだと言った相手といつか対等な立場で仕事をする」と決心したそうだ。だが、このあとの発言が何よりも衝撃的で感動的だった。
「仮想敵はいます。――自分です」
自分を見下した相手に対する反骨精神で道を切り開いたのかと思いきやそうではなかった。この人、とことん自分と向き合い、自分と闘ってきたのだ。なれ合いや言い訳を許さない厳しさ。潔く美しい。
●NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」公式サイト
http://www.nhk.or.jp/professional/backnumber/080513/index.html
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